「むし歯や歯周病になってしまうと長くツラい治療を受けてもらわないといけない。
乳歯も永久歯も一生守る方法はないのか?もし守れればみんなが幸せになれるのに。
ではそのために歯科医の私が出来ることは何なのか??」そんな思いからこの多目的ルームを作りました。ここではこれから赤ちゃんが生まれてくる妊婦さんへ、小さいお子様をお持ちのお母さま・お父さまへ、またお子様だけではなく成人の方やご家族の健康について一緒に考え学ぶため、予防歯科教室を開催したいと思います。
地域のみなさんが歯から健康になり笑顔いっぱいで過ごせるようお手伝いさせていただきます。
歯科ユニットウォーターライン除菌装置「ポセイドン」
近年、感染予防の観点から、歯科医院では滅菌や消毒が取りざたされています。 いしかわ歯科ではこのたび、歯科ユニットウォーターライン除菌装置「ポセイドン」の 導入により、ユニット(診療台)に流れる水自体をキレイにすることができました。
歯科用ユニットは、放っておくと汚れが付着し、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。そのため歯科医院では定期的にこのようなユニットの洗浄を行うのですが、洗浄後と次の洗浄の前では随分水の状態が異なります。
しかし歯科ユニットウォーターライン除菌装置を設置する事により、これらの汚れた配水管を除菌することが可能になります。
歯科ユニットウォーターライン除菌装置(ポセイドン)は添加物を加えることなく水道水の残留塩素濃度を調節し、「電解中性機能水」を作り出す装置です。電解中性機能水は、酸性でもアルカリ性でもない「中性」でありながら殺菌力を持つ優れた水です。 中性であるという特性上、人体に対しては「無害」であることがいえます。いしかわ歯科では院内全ての給水管の大元となる水道管にこれを設置する事により、殺菌力のある電解中性機能水が院内の配水管内に流れ、殺菌性により細菌の繁殖を抑え、衛生的な治療環境を保っています。
当院は『全ての患者様に安全な環境で、安心して治療を受けていただく』ことを第一に考えています。
味や臭いもありませんが、見えないところまで気配りできる。そんな歯科医院であり続けたいと思っています。
※全国で『ポセイドン』導入医院は未だ245/67,000医院 (2014年4月現在)
日本の水質管理目標設定項目にある従属栄養細菌の目標値は、「1mlの検水で形成される集落数が2,000以下(暫定)」となっています。ポセイドンから供給された水は日本食品分析センターの水質検査により、『治療水』の衛生状態について「1mlの検水で形成される集落数が30以下」=『細菌数検出限界以下』という水質最高レベルの評価を得ております。
とても衛生的な「お水」ですので、安心して治療を受けて下さい。
* 従属栄養細菌とは
有機栄養物を比較的低濃度に含む培地を用いて長時間培養した時に集落(コロニー)を形成する全ての細菌のこと。
細菌の毒性は強くないものの、易感染性宿主に対する日和見感染等の危険性が指摘されており、水質の衛生状態を判断する上で重要な指標となっています。
歯医者の麻酔は、歯茎の骨に薬を注射し、骨に薬を染み込ませます。
歯医者の麻酔で痛みを感じるタイミングは3回あります。
1回目は、注射の針を骨に刺すときです。
2回目は、骨に薬を入れるときです。骨は非常に硬い部位なので、注射をするときに強い力が必要です。
その圧力によって、より強い痛みを感じます。
3回目は、薬が骨に入ったあとです。お口の中は敏感なので、薬と体温の温度差が大きいと、薬が骨に入ったあと、「冷たい」という感覚を通り越して、「痛い」と感じます。
これら3つのタイミングで起きることの対策をすることで、麻酔の痛みを抑えることができます。
当院は、麻酔で痛みを感じる3回のタイミング、すべてに対して対策をしています。注射の針を刺すときの痛みを軽減するためにしていることは2つあります。
1つ目は、超極細針を使用していることです。市販されている針の中では最も細い33Gという針を使用しています。
2つ目は、針を刺す部分の歯肉に塗り薬「表面麻酔」を塗っていることです。表面麻酔とは、いわば“麻酔のための麻酔”というべきもので、歯茎にゼリー状の麻酔を接触させ、感覚を麻痺させてしまうことで、麻酔針を刺すときの痛みを軽減させてしまうという方法です。表面麻酔を塗ることで、歯茎の表面に麻酔がかかります。
骨に薬を入れるときの圧力による痛みの対策については、電動麻酔注射器を使っています。電動麻酔注射器を使うと、薬を入れる圧力を一定に保てるので、痛みを抑えることができます。
3つ目の薬と体温の温度差による痛みについては、薬を使用する前に人肌に温めます。これにより温度差による痛みを抑えられます。
顕微鏡検査では歯周病菌やカビ菌がほとんどの方に見られます。
当院では患者様のお口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。顕微鏡で見ることで、今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのか、簡単にわかりやすく診断いたします。
さらにこのPicoral製の高精度顕微鏡は動画を登録し残せることで治療前と治療後の比較や定期健診時に過去との比較を行うことができるため、そのときどきの状態に合わせて予防方法をご提案したいと思います。
裸眼では発見の難しい、初期段階の破折線(外傷などによって割れたり折れたりした歯にできる線)が「見える」か「見えない」かによって治療の精度だけでなく、治療そのものが変わってきます。
そこで拡大鏡を使うことにより、裸眼では見えなかった小さな歯根の破折などを早期に発見でき、ひどくなる前に対処することができます。
また歯の細かい凹凸や、隠れた根管、かぶせ物のフィットの状態など様々な口腔内情報が分かり増えることで、裸眼よりもより質の高い精密な歯科治療を行うことが可能になります。